大会報告
2025.11.24 追加
第71回西日本新人カッター競技大会 実行委員会
本大会は、令和7年11月2日（日）、山口県下関市の水産大学校吉見沖海上にて開催した。選手・関係者・応援者による500名程の参加の下で、一般レース（6チーム）と女子レース（5チーム）を行った。
低気圧の影響により大会 2日前から風強く、その後、西高東低の気圧配置となり、大会当日は風向：W'st～N'th、風速：9m/s、波高：1.3m
の状況となった。図１に示す当初のレース海面は西寄りの風浪を受け、加茂島から沖回頭点（女子スタート）付近で横波となるウネリが大きく、当該海面はレースに使用できなかった。一方で加茂島から吉見湾内はレースに支障のない海面状況であり、コース形態を次のように変更しレースを実施した。
一般・女子ともに、陸側の出発点から 1,000m 先の各コースフラッグに向け、櫂漕させた。その後、500m 地点陸岸に配置した陸上審判により回頭ラインを見通し線により判断し、同ラインを越えた瞬間に各コースに向け順次旗信号（補助信号としてトランシーバーによる通信）を発し、仮想回頭させ1,000mの距離を競った（図２、写真４）。なお、本回頭方式は海面状況を考慮した特例である。一般は、当初の
2,000m から半分の距離となり、女子は当初の直線競技から回頭を
要すレースとなった。表１にレース結果を示す。優勝は一般・女子ともに海上保安大学校であった。荒天下であったが、各チームは日ごろの練習の成果を発揮し操艇すばらしく、レース進行に全く遅滞を生じなかった。
今回は急遽、仮想回頭方式の採用となったが、各チームのシーマンシップによりトラブルは生じなかった。今後、荒天により同様のコース設定となった場合、一般において所定の
2,000m のレースとなる様にコースを2往復させるなどの対応を検討する。
結果速報
2025.11.4 掲載
風向：W'st～N'th、風速：9m/s
波高：1.3m
500m地点先から沖回頭点（女子スタート）付近のウネリ（横波）が大きく、女子のスタートを一般のスタート地点に変更するとともに、一般・女子ともに500m地点で回頭し1,000mの距離を競った。
一般レース（片道1,000m、往復2,000m→ 片道500m、往復1,000mに変更）
優勝 ：海上保安大学校（決勝）
準優勝：長崎大学（決勝）
３位 ：神戸大学（決勝）
４位 ：水産大学校（決勝）
５位 ：京都府立海洋高等学校
６位 ：鹿児島大学
女子レース（直線1,000m→ 片道500m往復1,000mに変更）
優勝 ：海上保安大学校（決勝）
準優勝：長崎大学（決勝）
３位 ：鹿児島大学（決勝）
４位 ：水産大学校
５位 ：京都府立海洋高等学校
大会概要
2025.8.3 掲載
主催:全日本カッター連盟
主管校:水産大学校
協力校:長崎大学、九州看護福祉大学、鹿児島大学
日時:令和7年11月2日（日）08:30 ～ 16:30（雨天決行）
場所:水産大学校 吉見沖海上（山口県下関市）
行事日程
公開練習
日 時 令和7年10月31日（金）、11月1日（土）
場 所 水産大学校 吉見沖海上（山口県下関市）
主将会議
日 時 令和7年11月1日（土）午後
場 所 水産大学校講義棟
出席者 各校主将・主務・艇指揮・艇長
議 事 審判規定確認・予算・レース抽選・その他
連盟地区会議
日 時 令和7年11月2日（日）閉会式終了後
場 所 水産大学校講義棟
出席者 各校顧問・主将・主務
議 事 大会反省・次回主管校・その他
参加予定校 2025.9.20追加
一般
海上保安大学校、鹿児島大学、京都府立海洋高等学校、神戸大学、長崎大学、水産大学校
女子
海上保安大学校、鹿児島大学、京都府立海洋高等学校、長崎大学、水産大学校
大会概要PDFはこちら (2025.9.20更新)
駐車場・休憩場所 2025.10.31追加
「水産大学校構内の駐車場を使用することができます。大学正門に待機する大会スタッフの指示に従ってください。
また、講義棟１３番教室およびロビーを休憩場所として使用できます。
なお、構内で起きたトラブルについて水産大学校、連盟、大会は一切責任を負いませんので、利用に際してはご注意ください。」
喫煙について 2025.10.31追加
「構内は車中を含め全面禁煙となっております。」
