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全日本カッター競技大会への高校生クルーの正式参加について



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全日本カッター競技大会への高校生クルーの正式参加について



5月24日更新

各位

今回の議論に当たりまして、それぞれの立場から、多角的な視点に基づく種々のご意見を頂戴し、ありがとうございました。大会を目前にしておりますので、鈴木会長のご意見も踏まえながら、開催前にWebでの審議により、主将会議および連盟会議での合意に向けて、審議案を次のように提案します。各校・各チーム(男子・女子各1票)の賛否をメールまたは、文書にて、主将会議(平成23年5月27日正午)までにお知らせ下さい。ご意見の提出がない場合は、賛同されたものとして取り扱うことをご了解下さい。

  1. 高校生の正式参加を認める方向性を承認する。ただし、主管校の大会運営を考慮しなければならないという前提条件を踏まえる必要がある。
  5月25日追加
⇒大会終了後の連盟会議にて結論を得る予定です。
賛成・反対の意思表示に加えて、本件に関するご意見をお寄せください。


  1. 今回の第55回大会は、神戸大学が主管校として判断し、高校生の参加が大会の開催趣旨に沿ったものであり、大会運営が可能であるため、以下の2校について、正式参加を認める。
      ○国立館山海上技術学校
      ○京都府立海洋高等学校 

  5月25日追加
⇒大会前日の主将会議にて、結論を得る予定です。
第55回大会のみの対応を前提に正式参加を認めることに関して、賛成・反対の意思表示に加えて、本件に関するご意見をお寄せください。


                                                          以上


※受付メールアドレス:

全日本カッター連盟事務局 
info(あっと)cutterjapan.com   *(あっと)は@に置き換えてください。






議論に対するご意見・ご回答


5月24日更新
全日本カッター連盟

5月23日更新
全日本カッター連盟 会長 鈴木三郎

4月15日更新 No.2 (4月13日更新に関連するご回答)
海上保安大学校 山地(海保大端艇部OB)

4月15日更新 No.1
 (4月13日更新に関連するご回答)
九州看護福祉大学 カッター部 顧問 安藤学

4月13日更新
海上保安大学校 端艇部顧問 山田多津人

4月11日更新
東京海洋大学(海洋科学部)OB5年目 松井康亮

(敬称略)




全日本カッター連盟加盟校御中
                                                全日本カッター連盟事務局


 全日本大会にオープン参加をされてきた高等学校のチームから、正式参加の要望を頂いています(京都府立海洋高等学校からの依頼状国立館山海上技術学校カッター部からの依頼状)。次回の第55回大会にむけ、このページを介してご議論をいただき、今回の大会の前に結論を得たいと存じます。ご協力をお願い申し上げます。




◇経緯

 全日本カッター競技大会は今年で第55回を迎えますが、過去3回のオープン参加の実績を積んだ広島商船高等専門学校チームが平成18年の第50大会から正式参加となっています。

 広島商船高等専門学校チームの参加を正式とする際に連盟としては以下の原則をとりまとめました。



◇高等専門学校の正式参加の要件(現状)

  • 広島商船高等専門学校に限らず、高等専門学校の参加については、大学・大学校の学生と同等の年齢の生徒(4年生、5年生:以下、上級生と称する)によるクルーの構成とする。
  • 新人戦のように上級生の構成人数の比率の制約は定めず、目安として、「主として上級生」による構成となるようにする。
  • 主として下級生(3年生以下)の構成となる場合は、”オープン参加”とする。この場合の判断は、紳士協定として、参加者(商船高等専門学校)側に一任する。



◇前回の議論の論点(レビュー)


<正式参加希望の理由>
日々練習を積み、高等専門学校の大会に臨んでいる。これ以外にも蓄積した力を発揮したいという要求があり、練習の成果を試す意味でも、大学生・大学校生と一緒に競いたい。

<これを「賛成」とする意見の根拠>
  1. 各校とも部員の確保に苦慮していて、大会の参加が難しい学校もある。このような現状にあって、大会を盛り上げる意味から、広く参加を求めることを考慮するべきではないか。
  2. 「全日本」の意味は、当初は、大学・大学校を範疇としたものであったが、ラグビーフットボールのように、学生リーグと社会人リーグのそれぞれ覇者が競う意味(異なるリーグを横断して)と同じように考えることができるのではないか。

<これを「反対」とする意見の根拠>
  1. 高等専門学校の特に、下級生(すなわち、高等学校の1年生から3年生)は、身体的な成長過程にあり、負荷の大きい運動は避けるべきではないか。高校の大会は1500mであり、これを前提とした練習と、2000mを前提とした場合では、身体的な負荷が異なる。また、一日のレースは、予選戦、敗者復活戦、決勝戦、あるいは順位決定戦に亘る。体力的にも過負荷となる可能性が高い。
  2. 高等専門学校の大会が開催されているので、そこでの競技に専念することでよいのではないか。
このような議論を経て、先述の「高等専門学校の正式参加の要件」に至りました。



◇高等学校のチームの正式参加に伴う議論

事務局側として、議論の論点を以下にご提示します。それら以外の視点からのご意見も併せていただければと考えます。

<議論の原則>
  • ご意見は、現全日本カッター連盟に正式参加されている、各大学、各大学校、広島商船高等専門学校の現役クルー、OG・OB、顧問の方々に限らせていただきます。
  • ご意見はホームページの運用を考慮し、事務局宛てのメールのみを受け付け、事務局にてメールの内容を都度掲示するようにします。
  • ご意見には、ご所属(OG・OBの方については出身学校名)とお名前を併せて掲示しますことご了解ください。
  • 全日本カッター競技大会の開催を担当する大学、大学校におかれましては、高校学校のチームが参加し、結果としてレース数が増えるなどの運用上新たに生じる課題とその対応についてのお考えも、併せてお聞かせ下さい。
  • ご意見には、ご所属(OG・OBの方については出身学校名)とお名前を併せて掲示しますことご了解ください。

<全日本カッター連盟設立の経緯を踏まえての意見>
各校が対抗戦を任意で行っていた。このような経緯の中から一度全校集まって「全日本」大会をやってみようじゃないか、という気運が高まり、関係各校が開催に向け合意した(全日本カッター競技大会開催趣意)。
当時の交通事情の悪さから一か所に集まるのに苦労があったものの、各校の顧問の応援・努力もあり、実施に漕ぎつけた。この第一回大会の感触が良く、第二回以降続けることとなった。カッターを愛する仲間としての価値を共有できたことが継続できている理由であろう。
そこで、カッターの仲間、皆で一緒に競技をする、ということが全日本大会の第一義であると考えるとき、同じ志を持つ高等学校チームの正式参加はあり得ると考える。(神戸商船大学OB:小山、余田)

<高等学校チーム参加の論点>
  • 過去に全日本大会、東日本新人戦、あるいは、西日本新人戦に参加したチーム(全日本大会、東日本新人戦、西日本新人戦への参加実績のある高等学校)の実績を鑑みるに、十分レースをこなしている。2000mのレースであっても体力的、身体負荷の面で支障はないのではないか。
  • 高等学校の正式参加を認めるのであれば、過去の経緯として、広島商船高等専門学校の下級生の参加についてもその制約を外す考慮が必要となる。
  • 正式加盟となると継続的に大会に参加することが条件となる。




※ご意見メールアドレス:

全日本カッター連盟事務局 
info(あっと)cutterjapan.com   *(あっと)は@に置き換えてください。

以上





京都府立海洋高等学校からの依頼状

                               平成23年3月4日

全日本カッター連盟 御中


                             京都府立海洋高等学校
                             カッター部 中島幸一


高校生チームの正式参加、競技発展についての御意見および状況報告


 拝啓 貴連盟におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より格別の御配慮を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、昨年末にメールにて御連絡いたしました「大学生レースに対する高校生チームの正式参加」について、現時点での御意見および状況報告をさせていただきたく御連絡いたしました。
 昨年末より幾つかの高校チーム監督と連絡を取り、大学生レース参加に対する意見を別紙のとおり集約いたしました。またその内容から、カッター競技をより広く普及させ力強い組織へと変革させていくためには、どのような取り組みを始めるのがよいのか検討しました結果を、同様に別紙のとおり御意見として御報告させていただきます。
今回の内容を連盟会議等におかれまして十分御検討いただき、今後のカッター競技発展に役立てていただきたくお願い申し上げます。

 また、現在本校チームは5月28日(土)開催予定の全日本カッター競技大会参加に向けて日々練習に励んでおります。
 大学生チームのよりハイレベルな漕法に触れ、子供たちの心に大きな夢をいただくことを大きな目標に切磋琢磨してまいります。今後とも御指導御鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。




別紙1

1 高校生チームの正式参加に対する各校の意見について
  昨年末より全国数校のカッター部監督と連絡を取った内容につきまして御報告いたします。
(1)青森県立八戸水産高等学校カッター部

 もしも高校チームの参加を認めていただけるならば、是非参加の方向で考えたい。東北のチームには大会参加の機会が少なく、少しでも多くの参加機会を増やしてやりたい。しかし、参加に係る費用面が気になり、どのようにしてクリアするかが検討課題である。



(2)新潟県立海洋高等学校 カッター部

 できる限り参加の方向で考えていきたいが、本校の現状から部員不足に悩まされており、今はそこまでの意識になれない状況がある。
 しかし、大会参加の機会を増やしてやることは、子供たちにとって大きな経験を増やすことであり、大変良いことだと考える



(3)千葉県立館山総合高等学校 カッター部(館山海技学校に協力を得て意見聴収)

 本校は参加するとしてもオープン参加のままでよい。部員も少なく、参加経費も要するため、オープン参加でよい。



(4)国立館山海上技術学校 カッター部

 是非、女子だけでも正式参加のチャンスを与えてほしい。高校生が参加できる大会を増やし子供たちが活躍できる機会を増やしていほしい。



(5)福岡県立水産高等学校 カッター部

 大会に参加できるのであれば非常に嬉しいが、今の組織では高校側も資金面など苦しい面が山積している。チャンスがあるなら水産高校の校長会(全国水産海洋高校カッター大会主催団体)に各校の状況を報告し、カッター連盟とタイアップしてカッター大会を運営する術を模索してはいかがか。



(6)国立口之津海上技術学校 カッター部(館山海技学校に協力を得て意見聴収)

 今の部活運営状況から総合的に判断し、本校はオープン参加でよい。



(7)大分県立海洋科学高等学校 カッター部

 大学生レースに参加できるならば、是非参加したい。子供たちの活躍する場を少しでも増やしてやりたいが、参加に係る経費等を考えなければならない。
  しかし、マイナーなカッター競技の存続を考えるならば、高校側もしっかりとレース運営に関し考えなければならない。






別紙2

(8)京都府立海洋高等学校 カッター部

 是非、正式参加させていただきたい。高校生が活躍する場を増やしたいだけでなく、大学生とレースをする機会から高校生の進路指導にもつなげていきたい。
 また、カッター連盟と高校組織がタイアップし1つの大会を運営することで、相方にメリットを見い出すことができるのではと考える。




2 各校の意見内容から考えられる大会参加への懸念材料および解決策
  各校よりいただいた意見内容から、大学生チームの大会参加に係る懸念材料をまとめ、 解決策を考えてみました。(但し、私個人の意見であり、高校全体としての意見ではない。)

(1)大会参加にかかる遠征費用等の経費負担について

 各校が知恵を絞り遠征費用を節約しなければなりませんが、この点については、高校チームの監督が互いに連絡を取り合い、宿舎や食費等を相談することで解決できると考えられます。また、正式参加することになった場合の参加費用約6万円については、参加希望校が前年度より「部費」という名目で積み立てをするなど対策を講じれば、容易に解決できると考えられます。
   仮に毎月1,000円の積み立てならば、約5か月で費用面は解決できます。
   例)¥1,000/月×14名×5か月 =¥70,000 (余剰金は宿泊費等に回す)



(2)レース出場にかかる安全管理について(スポーツ障害保険等)

 部活動として大会に参加する高校生チームは、ほぼ全てがスポーツ共済保険制度に加盟していると考えられます。したがって、大会参加中に起こりうるケガ、病気等に関する保証は問題ないと考えられます。


(3)高校生の体にかかる負担について

 2000mレースに出場すると判断した時点から、各校はそれに対応できる練習を行います。心身ともに2000mレースに対応できる状態でレースに出場してくることが考えられるため、体への負担は最小限に抑えることができると考えられます。
   (ボート競技では、国体、インターハイは1000mですが、全日本選手権など、世界を意識したレベルの大会では2000mが標準となり、シニア選手に混ざり高校生も出場しています。)


(3)高校組織とカッター連盟がタイアップすることによるメリット

①進学後もカッター競技を続けることができるという目標を持たせることができ、高校生の進路指導および日常の生徒指導に生かせる。
②大会運営が1つにまとまることで、高校側も運営に協力することができる。
   (→競技審判の一部や書類作成等を高校側が負担するなど)
③レース開催地域の拡大を模索することができ、大学生の遠征先が増えモチベーションアップする。
④多くの地域、人々にカッター競技を普及させることができ、社会的認知度を広めることができる。



(4)大会参加に関わる参加条件について

 高校生チームの実力は各校によって大きな差があり、1000mを5分40秒台で漕ぐチームから7分程度かけて漕ぐチームもあります。
 全てのチームが希望制により参加すると、レース運営に大きな迷惑をかけてしまうことが予想されるため、ボート競技など他の競技スポーツのように、基準タイム以内にゴールできる実力があることを条件に大きな大会の参加資格を認める。というようなことを検討していただければお互いに競技力も向上すると考えられます。

例)参加資格:一般的静水海域において、2000mの距離を13分30秒以内に漕ぎ切る力を有すること。 など・・・




3 その他
(1)大会運営に必要な費用は、規模が大きくなるにつれ増大していくことが容易に想像できますが、カッター競技を普及発展させていくためにはやむを得ないことだと思います。
   そこで、カッターに関わるグッズを作成し、大会会場やホームページ等で販売することで販売収益を運営費用に充てることができるのではないかと考えます。
   グッズに関するアイデアについては現役の選手やOBの方からいただきながら作成することで、カッターに対する愛情がより深まるのではとも感じます。
   また、広くグッズ販売を行うことで、カッター競技の認知度を合理的に広めることができるのではないかと考えられます。

(2)広報用DVDを作成し様々な機関に配布することで、カッター競技を多くの方々に普及させることができると考えます。

 専門の業者に依頼すると多額の費用を必要とするため、ホームビデオ等で撮影した大会映像を基に作成し、青少年自然の家等のカッター研修を行っている施設や水産関連企業だけでなく、地域の様々な施設に配布することで普及発展を図ることができると思います。


(3)上記のグッズ作成や広報用DVDの配布につきましては、水産高校OBや部活動保護者会等に協力してもらうことで、さらに発展させることができると思います。

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国立館山海上技術学校カッター部からの依頼状

平成23年3月7日

全日本カッター連盟 御中

 拝啓 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。国立館山海上技術学校カッター部顧問の切江でございます。

 さて、前回の東日本カッター大会、及び全日本カッター大会でもお願い申し上げておりますが、本校の女子カッター部を正会員として登録して頂けないでしょうか?

 本校のカッター部女子は、来年で創部10年、部員は現在7名(1,2年生のみ)、3年生は乗船実習中で、部活を引退しておりますが、来年度も新入生3名の入部を予定しており、現在も毎日精力的に活動しております。男子カッター部と異なり、高校生の女子カッターの競技人口が極端に少ないため、全国規模の大会もなく、横浜港カッターレースのみの出場となっております。

 横浜の大会だけではなく、もっと大会参加のチャンスをあげたい、という気持ちから、鳥羽商船高等専門学校主催の東海地区カッターレース大会に男子との混合チームで出場したり、先日の東日本カッター大会に出場させていただいたりしております。また3年前からは、オープン参加として、全日本カッター大会にも出場させていただいております。

 練習も1年を通じて、放課後の漕艇練習や筋力トレーニングを欠かさず実施しており、彼女たちのモチベーションも非常に高いです。ここ9回出場した横浜港カッターレースでも4度の優勝、3度の準優勝という成績です。全日本カッター大会では、3度出場させていただきましたが、いずれも予選で敗退して悔しい思いをしております。いつの日か入賞したいと、生徒だけでなく小職も祈念し、日々精進しております。

 もちろん来年度5月28日に実施予定の全日本カッター大会にも、出場させていただきます。これまでの活動実績、及び全日本カッター大会に3回連続出場、東日本カッター大会への連続出場も考慮していただき、何とぞ、来年度から正式登録していただけますよう、切によろしくお願い申し上げます。
        敬具

国立館山海上技術学校
 カッター部顧問
                                切江 淳二 

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全日本カッター競技大会開催趣意 


海の大学に於いてはカッターは一般教育課程であり、学生間の関心も高く自主的な課外活動も活発に行われております。各大学とも今日迄端艇部が、その活動の一部として各地で対校カッター・レースに若き血をを燃しておりますが、海に最も関係の深い競技でありながら、カッターはヨット等の様な全国的な活動がなかったのでその存在も非常に地味なものでありました。カッターは、我々の体力を錬磨し、技能を向上せしめる訓練であると同時に我々の意気を鼓舞する競技でありますから、全国の大学を一同に会し、“全日本カッター競技大会”として海の若人の志気と不屈の闘志を世に問う事は我々学生間の長い間の夢でありました。本年三月我々の夢も萌芽し、後記の大学の学生間で会議を開く運びとなり、海事思想普及の為にも本大会を開催することは大いに意義のあることではないかと考えた次第です。我々としましては本大会を一回のみの大會でなく、年中行事の一つとして存続させたいと思っております。その為には確固たる組織が必要でありますが、以来集会の機会なく各大学端艇部部長(顧問教官)及主将の連名の下に日本カッター連盟設立発起人会として発足し本年度大会開催后日本カッター連盟を組織したい意向であります。
従いまして、本年はその先駆となるものであります故今后の発展を願いつつ、万難を排して小規模でも本大会を開催したい意向は教官方の御声援もあり、我々学生間に満ち満ちております。我々は第一回目から満足すべき結果が得られるとは楽観しておらず、今后の反省及びご叱責により本大会を向上させ発展させたいと願っております、
第1回大会は“海の大学にカッターあり”と海に生きる海国日本の若人の意気込みを示威するためにも東京に於いて本年六月二十三日開催いたします。

昭和三十二年五月
日本カッター連盟設立発起人会(五十音順)
海上保安大学校  部長 千葉 新治 主将 田島 利康
鹿児島大学    部長 高橋 健藏 主将 古川 龍美
神戸商船大学   部長 西原 義久 主将 小山 時義
東京商船大学   部長 中島 保司 主将 大久保逸郎
東京水産大学   部長 山口 芳男 主将 荒川 拓二
農林省水産講習所 部長       主将 藤岡 丈幸
防衛大学校    部長 是技 義貞 主将 寺内 顕正
三重県立大学   部長 細川 鉄雄 主将 座間 康文

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全日本大会、東日本新人戦、西日本新人戦への参加実績のある高等学校

青森県立八戸水産高等学校
国立館山海上技術学校
千葉県立館山総合高等学校
新潟県立海洋高等学校
京都府立海洋高等学校
愛媛県立宇和島水産高等学校
福岡県立水産高等学校
大分県立海洋科学高等学校
宮崎県立宮崎海洋高等学校
長崎県立長崎鶴洋高等学校
国立口之津海上技術学校

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全日本カッター競技大会への高校生クルーの正式参加についてご意見がありました。



5月23日更新


5月23日


全日本カッター競技大会への高校生クルーの参加について
                                全日本カッター連盟 会長 鈴木三郎

 近時、カッター部を有する高等学校より全日本カッター競技大会への参加を希望する旨の声が聞かれます。本年は、全日本カッター競技連盟事務局に競技会への参加の申込みがありました。またこれについて全日本カッター競技連盟傘下の各大学・大学校から意見を聴取したところ賛否が分かれているところです。高等学校の正式な参加を認めるか否かは元より全日本カッター競技連盟会議で決すべきものと判断しておりますが、ここに私見を述べ傘下の大学・大学校の判断の参考にして頂きたいと存じます。

 皆様ご承知のごとく、カッターは、学生の慣海性を育てる最良の訓練として船員教育を行う海事教育機関である大学・高等学校において必修のものとして教育課程に取り込まれてきており、またクラブ活動としても活発に行われているところですが、全国的には少数であり世間一般には目立たず地味な存在であり、全国的な活動がなかなか困難な状況であります。
全日本カッター競技連盟は、昭和32年6月23日、海事教育を行っている八つの大学・大学校で第1回全日本カッター競技大会を東京で開催し、その折に発足したものであります。その時の趣旨は「海に生きる海国日本の若人の意気込みを示威しその志気と不屈の闘志を世に問うこと、海事思想に普及に貢献すること、海の若人の親睦を深めること」にありました。昭和52年には14大学の参加を獲るまで増加しましたが、平成4年から参加校が漸減し平成15年には8大学となりました。競技大会の活性化を図るため平成18年に商船高等専門学校の参加を得ました。一方、平成10年には6メートルカッターを使い3大学による女子レースを加え、以後4大学から8大学による女子カッターレースをも行うようになりました。発足以来55年間、その規模や形態を変えながら開催を続け、今日に至っています。その間、競技大会の趣旨に変化はなく綿々と受け継がれています。
しかしながら、発足より半世紀を経過した今日において、社会情勢の変化や若人の減少や教育機関の変革やカッターの維持とその指導者の確保の困難性等から、一部の教育機関(大学、大学校、高等専門学校、高等学校を問わず)では学生の志気の減衰が見られるようになり、その鼓舞の必要性が問われています。
そのような折、高等学校から全日本カッター連盟への参加の要請を受けたことは、学生や生徒相互の志気を鼓舞する上で大きな効果がありかつ競技大会の趣旨に則ったものであると判断できます。また、他のスポーツの世界においても多くの競技において年齢の壁を越え選手層を広くし、若手選手が活躍していることも周知のことです。これらのことより高校クルーの参加を認めるべきであると思慮するところです。

高等専門学校では全国の高等専門学校間で、高等学校は全国の高等学校間でそれぞれ大会を開催しているので、それで良いのではないか? 年齢の相違による体力の相違があるのではないか? 全日本カッター連盟は本来大学生のクルーによる大会であるのはないか? 等々の反論は多々あるとは思いますが、全日本カッター連盟設立の趣旨を大きな広い目で見て頂きたいと思います。

高校生クルーが大会に参加することは、大会の運営上、色々な苦労が増えることと思います。確実な参加校は何校なのか、大会日数は一日で消化できるのか、競技コースは何コース確保しなければならないのか、現在の主管校で対応できるのか、宿泊施設の確保は可能なのか、レース形態は従来のままで良いのか、開催中の青年(学生)と未成年(生徒)との扱いは平等で良いのか、競技場の対応は可能なのか、等々数えればきりはありません。しかし、運営上の問題は、参加各校の努力で解決できる問題です。例えば、主管校が対応できるレース数に合わせた最大の参加校数を限度とした範囲内での高校生クルーの参加とし、高校側はその数に合わせたクルー数を選抜する。あるいは大会の開催日数を増やして対応する。等々 数々の対応策があると思います。

 大会の運営を安定的にかつ継続的に行うには、主管校の意向を重視しなければならず、当年度の主管校は前年度に決まりますので、主管校は前年度中に高校生クルーの受け入れを前提とした競技形態を計画し、前年度の内に発表する必要があります。この場合、主管校間で大きな差が生じないよう主管校同士十分に話し合って大要を合意しておく必要があります。

 カッター競技という海の若人のダイナミックなスポーツを世の多くの人々に知ってもらうより良いチャンスでもあり、門戸をより広く開くチャンスでもあると思慮します。カッター連盟傘下の各校のご理解を賜りたいと存じます。

                                                       以上


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4月15日更新 No.2


4月15日

海上保安大学校 山地(海保大端艇部OB)と申します。海保大山田氏提出の意見(H23.4.12付け)に関連し、コメントを提出します。

高等学校の全日本大会への出場については、基本的には受け入れの方向で議論を進めるべきと考えます。これは、連盟規約の趣旨を踏まえるものであり、同時に昨今主張される海事思想の普及にも資するものと考えます。

しかしながら、高等学校の全日本大会への出場に係る議論の前提として、大会主管可能校の保有艇数、設定可能コース数等を勘案し、物理的、時間的要素を踏まえた運営可能なレース数及びこれを踏まえた参加可能数を把握しておく必要があると考えます。


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4月15日更新 No.1


4月15日

「高校生の全日本への参加について」

先日、海上保安大学校の山田先生のご意見も拝見致しました。結論として、高校生チームの参加は、認めないということです。
理由として、
  1. 連盟規約における加盟団体は、高校教育後の大学(校)等レベル以上をその加盟団体としていると解釈できる。(広島商船高専加盟 審議時の解釈) 
  2. 高校においては、地方及び全国で高校生を対象とした大会をもって おり、高校生チームの間で競技することが基本であると考える。 (高専においても高専独自の大会があり同様である/4・5年生チームの出場は可能)
  3. 大学等のチームが高校生チームと競技して高校生に勝ったとしても正直に喜べない。
    (例えば、大学野球部が、高校野球部と試合をして高校生チームに勝利して狂喜乱舞するでしょうか。大学野球連盟の大会に高校生チームが出場するという話は聞いたことがない。)
 もちろん、年齢に関係なく行う競技もあります。 しかし、カッター競技という性格を考えるとやはり高校チームと大学等チームは、分けて行うべきと考えます。 
 社会的認識としても、高校生はまだ子どもでありますが、大学生は大人の扱いです。如何に今日の高校生の体格体力が向上してきたとは 言え、そこには一線を引いての対応が必要ではないでしょうか。
 全日本カッター競技大会への出場校が、減少していることは事実では ありますが、そもそもこの競技に出場するチームは限定されているのであり、少ないながらも伝統を守り継続していくことが全日本カッター連盟の価値だと考えます。

 最後にもし高校側から、全日本への出場希望があるのであれば、カッター競技についての節度を求めたいです。
 カッターは、「海の格闘技」と表現している場合もありますが、カッターは海事教育の教育訓練教材です。教育には、レベルがあり年齢的な限定 もあります。もし、その教育訓練教材である短艇(カッター)を用いて競技するのであれば、その教育課程の範囲で実施することが妥当です。
 また、海員は須(すべか)らく紳士でなくてはなりません。紳士教育おこなう教育機関は「節度」を弁(わきま)えなければなりません。
 「節度」とは、「自分がそうしたいことでも、抑制すること」(新明解国語辞典/金田一京助編)です。高校生は高校生の中で競技してその頂点を目指すことが教育におけるスポーツ(競技)の意義です。 
もちろん、このことは大学等の教育機関にも同様のことが言えます(スポーツとは本来極めて紳士的なものです。年少者を相手に競うなど紳士のやることではないでしょう)。

 最後の部分は、顧問である安藤の個人的意見ですのでご容赦下さい。

 以上を回答とさせて頂きます。


                                       九州看護福祉大学 カッター部
                                                 顧問 安藤学
 

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4月13日更新
 
関連回答
  4月15日更新 No.2
  4月15日更新 No.1

                                                    平成23年4月12日
全日本カッター連盟事務局 御中

                                             海上保安大学校 端艇部顧問
                                                        山田多津人

                     高等学校チームの正式参加等について

拝啓

 陽春の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃から大変お世話になっております。

 さて、標記に関しまして、大会を主管する立場ともなります、当大学校の現状と本件に関する所見(個人的なものであり、当大学校を代表するものではありません)をお伝えしたいと思います。



1.海上保安大学校における全日本カッター競技大会の開催に係る現状

 当大学校は、9mカッターを6艇保有しておりますが、艇の老朽化に伴い、一昨年度、2艇を更新しております。このため、(レースにそのまま利用できる)艇差の無い状態の艇は4艇となります(ちなみに、大会でのオールはFRP製のオールを使用する予定です)。また、6mカッターは保有しておりませんが、3艇を海洋少年団から長期借用しており、大会の際は、この3艇によりレースを行っています。但し、艇やオールの劣化が進行しており、加えて借用物品であることから、官費による修繕等を実施することはできない状態となっています(6m艇とオールの維持管理は、当大学校でのレース開催の懸念事項でもあります)。

 レース海面については、従来から周辺の漁業関係者を含む海事関係の皆様方のご理解のもと、最大で5コース(片道1,000m)を設定できる状態に変わりはありません。

 一般論として、カッターレースは、一日で大会を開催することが多いのですが、開催場所による種々の制約から、一律の方法での実施は困難であり、特に、設定可能なコース数や使用可能な艇の数により、レースの運営方法が制約を受けます。また、「一日」で大会を開催するためには、実施可能なレースの数も限界があります。

 当大学校における上記の条件からは、使用艇数による制限を考慮すれば、「一般の部」の場合4艇、「女子の部」の場合3艇を基本にレースを構成することになります(勿論、艇差を修正して、9mカッターを5艇としてレースを行う場合も想定できます)。



(1) 基本的なレース構成で大会を実施する場合

 基本的な大会は、予選レース、敗者復活レース、順位決定レース、決勝レースの4つで構成されます。また、これまでの大会では、可能な限り1チームが少なくとも2回レースに出場できるように配慮しています。特に、敗者復活レースの存在はカッターという海上スポーツへの先人の思想が反映されている要素かと思っています。海上のレースですので、気象・海象条件の影響度合いや付近航行船舶の影響等、種々の条件の差異はレースにおいて甘受すべき事項でしょうが、予選レースでたとえ2位であっても、敗者復活レースで勝ち上がれば、決勝レースで優勝を狙える資格が与えられるシステムは、「海上での競技」の独特の思想に依るのではないかと思います。また、同様に、順位決定レースの存在も、海上での競技と2回のレース出場への配慮の結果と考えられます。

 この基本構成で大会を計画する場合には、最大で「使用艇数-1」の数の予選レースが実施できますが、「一日」で一般の部と女子の部の全レースを実施するためには、予選レースは、それぞれ最大3レース(または一般が4レース、女子の部が2レース等)が限界です。また、「1チームが少なくとも2回レースに出場できるように配慮する」ためには、コース数や艇数の制約により、次の不等式を満足させる必要があります。

[参加チーム数]-[予選レース数]-[コース数] ≦ [コース数] …①

例えば、一般の部では、予選3レース×4艇=12チームが最大数となりそうですが、

 [12]-[3]-[4]=[5] ≧ [4] となり、①式が満足しないため、12チームの参加の場合は、コース数と艇数を「5」に増やすか、予選最下位のタイムのチームは、レース参加回数を1回だけにする等の措置を取らなければなりません。

以上から、基本的なレース構成や2回レースに参加する配慮を反映させた場合、当大学校で参加可能な最大チーム数は、一般の部で11チーム、女子の部で6チームとなり、大会1日で実施するレース数は合計で11レースになります(この場合、女子の部の敗者復活レース及び順位決定レースは2チーム参加としています)。なお、これまでの実績から、開会式~閉会式を含む大会の運営スケジュール上、実施可能なレース数は12レース程度が限界だと考えます。



 (2) レース構成等を変更し参加チーム数を増やす場合
 

 先人の諸先輩方が培ってこられた、これまでのカッター競技大会の思想(敗者復活レースや順位決定レース)はありますが、限られた艇の数で参加チーム数を増やすためには、これらを一部廃して対応するしかありません。一般の部の場合は、艇の数を4艇に限れば参加チーム数は4艇×予選3レース=12チームが最大となりますが、もし、5艇(5コース)使用すれば、5艇×予選3レース=15チームとなります。一方、女子の部では3艇×予選3レース=9チームが、当大学校で大会を開催する場合の最大参加チーム数となります。




2. 高等学校チームの正式参加について

(1) 当大学校で大会を開催する場合の受入可能なチーム数

 連盟のホームページに掲載されている「学校紹介」には、男子の部(一般の部)では、海上保安学校と京都府立海洋高等学校を除けば11校、女子の部では、国立館山海上技術学校を除けば6校となります。ここに掲載されている大学等は、継続して大会に参加しているチームかと思いますが、女子の部では当大学校もかつて大会に参加したことがある通り、他にも参加可能な大学等を挙げることができると思います。このため正式参加可能校は、一般11校、女子6校よりは少し多めの数になることが考えられます。

 このように現状の大会参加のチーム数から判断するならば、1.(1)のような基本的な大会運営は、当大学校では、ほぼ不可能であることを、まずご理解下さい

 その上で、1.(2)の通り、レースの構成を見直すことで、従来とは違った思想になりますが、参加チーム数を増やした大会運営も可能であり、実際のところ、近年、当大学校で開催する全日本の大会での女子レースでは、変則的なレース運営を行っています。

しかしながら、当大学校で大会を開催する場合は、継続参加の意思のある高等学校があっても、何校でも受け入れることが可能ではなく、現時点では、一般及び女子とも各1校程度の受入余裕があるのみではないかと考えます。



(2) 高等学校チームの正式参加への考え方

 全日本カッター連盟連盟規約第2章第4条に「目的」があり、以下の通りです。

「この連盟は、学生スポーツの本旨に則り、カッター漕法の技量向上を通じて、心身を鍛練すること、海上における技術の練磨を図ること、友情とチームワークを培うこと等を推進するとともに、加盟団体その他の団体相互の連絡を図りつつ実施する事業を助成し、もって海洋文化の発展に寄与することを目的とする。」

 これまで商船高専の正式加盟の議論でも、「第2条における「学生」の解釈を、「大学生」と捉えるべきであり、「生徒」(高校生)とは分けて考えるべきである。」とするご意見もあったことを記憶しています。このため現時点でも、基本的に広島商船高等専門学校のクルーは4年生以上による構成となっています。

 一方、オープン参加ではなく、正式なチームとして大会に参加したいと考える高校生チームの存在があり、また、京都府立海洋高等学校や国立館山海上技術学校のように、連盟の趣旨に賛同し、継続して大会に参加して実績を残している行動に対して、「海洋文化の発展に寄与する」ためにも、私は、連盟としても門戸を広げるべき時と考えます。


(3)  高等学校チームの正式参加の方法

連盟規約第6章第26条には、加盟団体の規程が以下の通りあります。
「この連盟の目的に賛同し、この連盟の事業に参加する団体を加盟団体とする。加盟団体は、大学(校)、海事関係学校、海技関係団体等(以下、大学(校)等と言う。)において結成を承認され、またはそれに準じて取り扱われる団体で、連盟会議の承認を受けて加盟するものとする。」

 本規定の通り、一般的に加盟団体は、一つの大学(校)のような組織体を意図していると思います。もし、京都府立海洋高等学校や国立館山海上技術学校を、それぞれ単独で正式加盟とした場合、今後、もし加盟を希望する同様の高等学校等が増加した場合には、上記(1)の通り、残念ながら当大学校では大会運営自体が不可能となる恐れもあります。

 このため、本規定を直ちに適用することは難しいと思いますが、それぞれ、一般の部と女子の部に、高等学校や海上技術学校に相当する1校分(高校生チーム)の正式参加枠(「特別枠」)を設けて対応することを提案したいと思います。

 この正式参加枠(「特別枠」)への参加条件は、オープン参加(参加の意思表示)の実績やそれぞれの高校生の加盟する組織や校長会等からの推薦を受け(何がしか透明性のあるある方法を担保するシステムを作る必要があると思います)、連盟が決定するという手法を確立する必要はあるかと思いますが、高校生にとっては、一つ上のレベルの大会に正式に参加する機会を与えるものであり、ある意味、高校生がクラブ活動の一つとして、カッター競技を選択する動機付けになることも期待できるのではないかと思っています(→「海洋文化の発展に寄与する」ことになるのではないでしょうか)。

 また、このような正式参加枠(「特別枠」)の考え方を可能とすれば、広島商船高等専門学校の下級生の参加については、議論の対象とならないか、下級生が参加する場合は「特別枠」の範疇で判断するという整理が可能と考えます。


 以上、長文となりましたが、種々の制約がある中で、大会を開催する立場としての当大学校の現状とカッターという伝統を、今後も如何に維持していくかという点を踏まえて私見を申し述べました。宜しくお願い致します。

                                                            敬具

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4月11日更新

4月6日

東京海洋大学(海洋科学部)OB5年目
松井康亮

標記の件につき、諸々の問題があるとは思いますが、以下の2点につき提言させて
頂きたいと思います。



①高校生クルーのオープン参加について

ホームページにある通り、全日本カッター競技大会に参加する大学が減りつつある
現状を鑑みると、高校生クルーの出場は大いに歓迎すべきだと思う。
ただ、「オープン参加」という点については再考の余地があるように感じる。
クルーの立場から考えた時、クルーにとっての全日本大会の出場意義というのは、
「“日本で1番”を決められる大会である」という点だ。
そのような大会で、もしもオープン参加の高校生クルーに負けながらに“全日本1
位”になった大学が出てしまったら、それは後味の悪い優勝にしかならないだろう

更に言うなら、参加する高校生クルーもオープン参加ではレースに気持ちが入らな
いはずである。
そのような状況では、大会の熱気も冷めてしまうと考える。

ゆえに、高校生が参加する場合はオープン参加ではなく、通常参加に統一すべきで
ある。


②高校生の体力的な負荷について

そもそも高校生と大学生では、使用する艇やオールの材質が違うのではないか。
参加する高校生クルーに対して、公開練1週間の間で大学生が使用する重いオール
に対応できるような体になるとは思えない。
このことから、レースにおいては大学生側が高校生側の艇ないしオールに近いもの
を用い、レース距離などに関しても高校生側と大学生側で折衷案を出して、新ルー
ルを策定することが必要だと思う。

以上


僭越ながら、提案させていただきました内容につき、ご検討願えればと思います。

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※ご意見メールアドレス:

全日本カッター連盟事務局 
info(あっと)cutterjapan.com   *(あっと)は@に置き換えてください。






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